授戒

受戒のススメ

受戒とは、お釈迦さまが定められた「戒」を授かることです。戒を受持することで、戒に守られ、安心した生活を送れるとともに、名実ともに真の仏教徒となることができます(受戒していないと、厳密な意味では仏教徒とはいえません)。

五戒、十善戒、十六条戒、菩薩戒(あわせて三聚浄戒を含む)のいずれかから撰んで戴くことが出来ます(詳しくは、住職にお尋ねください)。

もちろん、弟子入りをして正式な僧侶になることもできます。

わたくどもは、「戒めのある清らかな生活」を皆さまに送っていただきたいと願っております。

観音禅寺では、「興隆正法 済世利生」(正しい仏法を興隆し、世の生きとし生けるものを苦しみから済う)のスローガンを掲げ、授戒運動を行っています。

当山では「ホンモノの受戒」をしていただけます。それは形式ばった儀式だけの ”お授戒” ではありません。当山の授戒式そのものは大変簡素で、正味30分ほどで受けていただけます。

重要なのは質です。当山では、授戒に先立ち、戒の意味と意義を一つずつ丁寧にご説明いたします。

また、当寺ではいつでも、何度でも受戒できます。

受戒すれば戒体が具わり、消えることなくあなたを護り続けます。

戒体とは「防非止悪の力」(非道や悪事を行ってしまうことを防ぎ止め、善き道へと導く力」です。

他所で何らかの授戒を経験された方でも、構いません。

正味30分ほどで行えますので、いつでもお申し込みください。

団体のお申し込みも歓迎いたします。

授戒への志納金:1万円

当山の授戒は、何十万円もかけて何日もかけて通う大掛かりな「お授戒」や「相伝」のようなものとは形式が全く異なり、当山では「善行を積む人を少しでも増やしたい」という願いから、授戒活動をしています。戒の意味を理解していただいた上で戒を授かり、仏教との縁を結んでいただくことをお勧めいたします。

布薩

布薩(ふさつ)とは、新月の日と満月の日(旧暦の毎月1日と15日)、つまり月に2度、受戒した戒の条目を一つずつ唱え、確認することです。

仏教では、必ずこれを行うことが決まりとなっており、世界の(まじめな)仏教徒は実際に行っています。

つまり、最低限、月に2度、戒を受持することができたかを「自ら反省」し、ふたたび正しく生活する誓いを立てるのです。受戒をしたら、この「布薩」を欠かさず行うことが最も重要です。

戒を守ることは大切です。しかし、もし、止むを得ず戒を破ってしまうことがあったとしても、布薩によって自らの生活や生き方を反省し、思惟し、更にどのようにして生きていくかを定めていくことが、ただ単に与えられた戒を守るということ以上に重要なのです。

当山では、新暦に准じて毎月15日と月末に、10時ごろから行っています。(都合によって日時が変更されることもあります。その際には当ホームページのトップページで告知します。)